4月16日に行われた「おなごテツ」のテーマは、「あなたのプライド」でした。
以下は当日の発言録です。
- 同じ年頃の子どもがいる同僚がいる。その人は小さい子どものために時間を作るプライドがあり、自分には仕事を優先するプライドがある。真逆だけれど、それぞれプライドがある。その形成された経緯も理解しあっている。
- 負い目から発生するプライドもある。
- 上司からの説教でプライドが高いと言われて驚いた。こだわりが強いことを指されたのか? こだわりがプラスにはたらくこととマイナスにはたらくことがあるのかも。
- プライドって高貴な身分とかそういうことかと思っていたが、他者からは「自分が自分らしくあろうとする」ことも、プライドが高いととられるのか。
- プライドがある人は、プライドがジャマして、助けを求めたり質問することができないこともある。でも本当にプライドがある人は謙虚。大切にしているものの為には質問もする。プロフェッショナルだな、と。自分を守るか、大切なものを守るのか、の違いか。
- 今はプライドをもってないけど、若い頃、自尊心のあった時はプライドがあった。
- プライドに関しては「高すぎる」がキーワードかも。プライドは自分の軸のようなものならいいものかも。でも高すぎるとヤバい?
- プライドの高低を気にしない。他者にプライド高いね、などという人はプライドがない。
- 個人のこだわりや、汎用性の高い人徳などが両方そろったのが「プライド」。どちらか一方だけでは道徳、あるいはこだわりにすぎない。
- 得意気で自慢する「プライド」か、自尊心からの「プライド」か、いろいろある。「プライド」というだけではわからない。区別した方がよい。
- 他を圧倒しようとするプライドは悪だろうか。
- いいプライドは自己完結してるのでは。わるいプライドはわざわざ見せつけられてる感じがする。
- プライドに他者は必要なのか?
- 他者を必要とするプライドは評価を求めている。
- すごいリア充アピールを見ると、かえって悲壮感を感じる。
- 「私はあなたとは違うのよ!」という感じの人は、プライドが高いと感じる。
- 人を揶揄するために「プライド高いね」という言葉が使われることがある。本当にその状態にある人は、もっと自然体で無意識では。
- 「自分と同調しない人」に対して、「プライドが高い」と批判することが多い。
- ツンとした人を「プライド高そう」という人は、レッテルを貼ることで安心したいのでは。 受け取る側が安心したいものの見方が作用する。
- 自慢気なインスタなど見て比較してしまうと、見ている側のプライドを損なうこともある。逆に、同じインスタを見ても、見る側はなにも感じないこともある。
- プライドが高いと言われることを回避するには、自分の弱さも開示するといいのかも。自虐的といえる自己開示は他者からの攻撃を回避できて、逆に応援される。
- 年上の人が年下に教えを乞わねばならない時にイヤな思いをすると、それがプライドかな、と思う。昔は年下は年上に従うものという価値観があったからか。
- 弱者が自分を守るために、最後の切り札を使う時、それをプライドというのかも。応援されるかどうかは「弱者である」ことか?
- プライドは自分と近いレベルのコミュニティにいる人にしか感じにくい。
- 他者を必要とするプライドと自分の中で育てるプライドがある。
- ある事件で、上司から隠ぺい工作を引き受けた部下がいた。でもやりたくなくて死を選んだ時、その人のプライドを感じた。
- 正義感とか意地とかもプライド。
- 木曽義仲は単純なプライドで、源頼朝は複雑なプライド?
- 損得抜きで信念を貫いて命がけでなにかを守る時、他者からプライドがあると評価されるのでは。
- しなるプライドと固いプライドがあるのでは。折れにくさとポキッと折れる感じ。
- 負の注目を得たい、という気持ちはなんだろうと思う。弱者には自尊心的なプライドがなく生きる力が弱い。アドラー的には勇気をくじかれている状態かもしれない。
※参考:人は正しいことをして注目されないと時に「負の注目」を集めようとする。人生をみじめにするような努力はやめるべきだ。~アルフレッド・アドラー~
- 相手に合わせる余裕があることがプライドでは?
- 他者に寛容であるというプライド。
- しなるプライドについて。友達と自分が食べたいものが違って相手に譲る時、プライドないねと言われたりする。でもそれが「しなるプライド」なのでは?相手との関係性を重んじて合わせることも大切にしているから。「しなるプライド」は誤解されやすい。「固いプライド」の方が理解されやすく、評価されやすい気がする。
- 頑張らない、目立たない、でも日常を大切にするプライドもあるのでは。
- 「自分の中のプライド」とは? どういうものに根差しているのか?
- 今井美樹の「プライド」の歌詞。「あなたへの愛が私のプライド」ってちょっと新鮮…と感じた。
- プライド無く生きてきた。柳のような生き方。自分のアイデンティティーは持っている。仕事としてはプロフェッショナルでプライドがある。しかし、家庭、子ども、特に夫とは自分のプライドは外している。境界線を引いている。引かなかったら離婚に発展してしまう。他者ともプライドの境界線を引いている。それは価値観の多様性。多様性も認めるから、自分の価値観ではないプライドを他者が持っていても認める。
- 自尊心の低さからきているプライドがある。なにもできないと思うから、他者に勝てるところで弱さをカバーしている。ゆえに正しさにこだわったり、周囲に変化を求める。
- 他者を引き下げることで自分を上げている、そういうプライドのあり方もある。
- 食器を洗ったり洗濯物を片付けたり、そういうことをちゃんとしているのもプライド?と思った。利他的行為(自分以外の人の為に何かをすること)はプライドに近いかもしれない。 他者の為に生きられる人はプライドのある人(本人は自覚なくても)。
- 「自分を誇らしく思う」というのが、本当のプライドなのかなと思う。
- 利他的な行動とプライドは近いところにある気がする。
- プライドを持ったり捨てたり、色々と変化していきたい。
- 夫を手の平で転がす…。それもプライド?
- 自分を守る。他者が境界線を越えてくることを許さない。それを行動で表して他者にアピールした時、とてもすっきりした。それがプライド。
- 得意分野を生かせる仕事ができるようになって、プライドを感じられるようになった。周囲と対等になれた。
- 生け花と同じ。色々な個性があるのが理想。
- いろんな個性が生き生きとしている状態が最善だと感じる。みな、それが満たされた時にプライドを感じるのではないか。
- 自分を守るには戦う事が全てではなくて、逃げるとか、誰か相談するとかという方法もある。
- 自分自身の作ってきた文脈を大切にするのがプライド。たとえば社会人一年目の人、という標準に当てはまらなくても、自分自身でいい、と思えること。周囲の最大公約数に流されない!
- かつて自分を支えていたプライドは捨てた。かつてはコンプレックス=プライドだった。自分の不幸を武器にしていた。でも無意味だった。捨てることで解放された。これからは明るいプライドを求めていきたい。
- 前向きなプライドを築くことがこれからの課題。
- 他者と比較するクセがあるが、それはプライドではないと思う。もっと自分をポジティヴにさせるものがプライドではないか。アート作品を作る時は一人で作りたい。自分と向き合う瞬間が大切。それを続けていけば、プライドにつながっていくのでは。
- 自分との対話が価値観を作る時に作用するのか。プライドとは成長したり後退したりするものだろうか。他者から植え付けられた、本当ではないプライドもあるのか。
- 男のプライドと女のプライドはどう違うのか。
- 仮のプライドとは?
- ガンジーのプライド、ウクライナのプライド。それぞれ命をかけているけれど…それってなんだろう。
- 男には個人がない、と男から聞いたことがある。
- 男のプライド=単なる見栄、というイメージ? あくまで一般論ですが相手の評価が欲しいらしい。
- 実はネガティブなプライドにもマウントはつきもので、不幸自慢大会になってしまうこともある。
- プライドは固有のものだから、他者がマウントしようとしてもできないのでは。他者と関わる時に大切なのは、その人が大事にしているものを応援するしかない。
- ブランド品に頼ったプライドなどは他者から冒されやすいが、そうでない固有のものは冒せない。
- 個々の価値観に根差したプライドは冒されない?
- 男は他者評価でプライドを保つ。マウントの取り合いは男社会でよくあること。女は個人の喜びに価値を置くことが多いのでは。
- 女性には下から目線のプライドがあるような気がする。
- 男性は「プライド」という言葉がなくても、そもそも上に立っている意識がある。女性を下に見ている。だから「男女平等」などという言葉も存在する。また、子どもにもプライドはあるのに尊重されず見下されることがある。今もそういう社会背景はある。
- ひと昔前は「女性に財布は出させられない」という男がいた。でも最近ではワリカンが多い。今は女性を下にみる風潮も弱まってきているのでは。
- 「固いプライド」について。男の子に「男の子らしくしなさい」と言うから、そうなるのでは。そもそもは女の方が強い?
- プライドは成長しても後退してもいいのでは?