おなごテツ

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5月28日(土):一つだけ願いが叶うとしたら

5月28日に行われた「おなごテツ」のテーマは、「一つだけ願いが叶うとしたら」でした。

以下は当日の発言録です。

今回は最初に3つのワークが提示され、各々2分間考えて紙に書いた後、対話が開始されました。

【ワーク1】
神様が現れ、紙に書いたことを一つだけ叶えてあげると言いました。
何を書きますか?
【ワーク2】
何故その願いを選んだのでしょう?
その理由と目的は?
【ワーク3】
その夢を叶えられそうな人はどんな人でしょう?

参考資料:『あした死んでも後悔しないためのノート』ひすいこたろう著

***対話開始***

●「神様が」という前提が付いたので不可能な願いでもいいと思った。
●今の記憶を持ったままで中学生の頃に戻りたい。子供の頃から親の考えによって押さえつけられてきた。今は自分の考えを持っているので、その状態で戻りたい。
●もっと勉強したい。
●もう一つ心が欲しい。一つはあなたが見える心。もう一つは見えない心。
●人との出会い。素晴らしいプロデュースをしてくれる人と出会って仕事をしたい。
●人に任せたい。人に決めて欲しい。
●自己PRが上手で他人とビジネスをすることに長けている人が叶えてくれそう。
●自分に与えられた可能性を極めて残したい。
●機能快
●子育てのやり直し。自分のやり方が間違っていたのではという疑念が常にある。
●世界平和=家族の平和
●自分が死にたい時に無痛で死ぬ権利。理由はいざとなったら死ねると思ったら何でもできるから。
●自分も含めて世界中の人間が死ぬときの肉体的苦痛が無くなること。
●医師が叶えてくれるかも。
メメントモリ
大阪万博臨死体験に関するイベントが多数企画されている。
●70年の万博は生きるエネルギーに満ちていた。
●自由。いざとなったら一人で幸せに生きられる勇気。
●色々な人と会って衝撃を食らうことによって叶えられる?
●2つ目があるとしたら自己実現
●女性の方が社会から押し付けられるものが多く、若い頃に自己実現できない可能性が高いのでは?
●何故私達は自由に死ねないのか。
●日本人は痛みに耐えることを美徳とする? 日本では無痛分娩が少ない。情報の少なさ。
●自分も機能快を探しているのかと思った。
●子育てにおいては学業に対する関心が高かった。知的好奇心を育てることも含め、良かった面もある。息子からの評価に感激した経験。
安楽死は何故ダメなのか。苦しくても本人が生きたい場合がある。何が悲惨かを自分で判断できない場合もある。本人が一生懸命生きていれば、他者から見てどんなに悲惨でも素晴らしい生き様。誰がどう判断するのか。
●日本は自然崇拝的傾向が強いので人為的な死を選ぶことは自然の法則に背くことという感覚がある。
●夫婦で安楽死について会話した時、相手が「それを認めたらみんな死ぬだろう」と言って驚いた。
●辛くて死ぬ以外に、死の誘惑もあるのでは?
●「死は人生最大のご褒美」というのはつらい時の支えになりましたが、いつか自然に死は訪れるのでそれまでは頑張って生きたいかな…。
●義父が健康な時に延命治療拒否の書類を作成し預かっていたが、実際に年老いて様々な不調が出てきたら生きたい気持ちを見せるようになった。健康であればこそ死と冷静に向き合えるのでは?
●エネルギーや時間が欲しい。今の自分が持っていない元気を持つことができればまだまだ色々なことができる。叶えられそうな人は、できれば子供や孫、若い世代の人達。次の世代に渡していくのが納得感がある。