おなごテツ

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12月23日『今年はどんな一年だった?』について考える

12月23日(土)に行われた「おなごテツ」のテーマは『今年はどんな一年だった?』でした。

以下は当日の発言録です。

  • 一年を振り返る。どうして振り返るの? 振り返る意義って?
  • 今年を四字熟語で表すのも面白い。
  • 次につながるために今年を振り返りたい。年始に考えたことをいつも秋頃から振り返っている。そのうえで未来を考える。
  • 行き当たりばったり派。あまり振り返らない。今を普通に生きながらふと昔を思い出す。改めて振り返りの場を作るのではなく、今の出来事と昔の出来事が出会う瞬間に振り返る。
  • ドラマなどでいいな、と思った言葉をリストアップすることがある。そのリストを見て振り返ったりする。「マイ・ディア・ミスター」という韓国ドラマのセリフ。「恵まれてるからいい人になれるのよ」とか。
  • これからがキックオフなのよ、と言われた。「蹴る」が個人的には12月のワード。今年一年は是々非々でやってきた。「行き当たりバッチリ」という言葉も好き。「互助会」という言葉もいいな、と思う。
  • 今年の私は桃太郎だった。来年は浦島太郎になりたい。ご褒美は最後に欲しいのに、桃太郎であっても最後に宝物取れないとか、苦労だけで終わったらどうしよう…とかも思った。
  • 「卵」値上がりが印象的。昔は100円があたりまえだと思ってたけど、あたりまえじゃないんだな、と。
  • 「自己解放」。今までいろいろ大変なことがあったが、今年は平穏だったので自分のしたいことができた年だった。今まで家族のために生きた時間が長すぎて、落ち着かなさもあったけれど。
  • 「現状保全」。家や自分の身体を。自分がかんばれた年は振り返れるけど、凪が続くと振り返れない。怖い。アニメ「葬送のフリーレン」いつもせつなくて泣いちゃう。追憶。自分はフリーレンにならず、気が付いた時には動かないと、と思う。なんでもやっておかないと。
  • 「限界突破」。「試行錯誤」。 子どもが音楽教室の難しいコースに進むかどうか、親の選択にまかされて悩んだ。一方で別の家族の悩みもあり、自分の仕事も休んで、諸々の問題に取り組んだ。支える側の苦しみをあじわい限界を試され、試行錯誤した。…よくがんばった。
  • 「時代反復」。中島みゆき「時代」「ファイト」を聞いて泣いては助けられている。宝塚も好き。音楽、エンタメ系は人生で大きな存在。
  • 「自己解放」。その前に精神と経済と現実が崩壊して現在に至った…。
  • 「満身創意」。ブログでお話を書き続けた一年。創る度に世界が一つ出来上がるのが楽しい。
  • 愛別離苦」。パートナーの父が亡くなり、それを感じた。愛した分だけ別れは辛いが、なぜ私たちはそうしているのか…。自分の時はどう思うのだろう。なぜその苦しみがあるのだろう、と考える。
  • 「漫然徘徊」。目的をもたずにぶらぶらしていた。コロナ五類になってから出かけることは増えた。リアル、ネット、共に。
  • 「脱免罪符」。家族や仕事という免罪符から離れて、無価値でもやりたいことと向き合いたい。
  • (参加者『免罪符』に興味津々。罪悪感についても話が広がる)
  • キリスト教的には原罪があるので、手っ取り早く免罪符を買って、なかったことにするシステムだった。
  • やらない理由=免罪符。そういう意図
  • 努力したくないけど罪と向き合いたくないから免罪符を買う。
  • 罪悪感を感じないようにするため。
  • 免罪符を持っている自分への罪悪感もあるので、「脱免罪符」と思う。罪を見つめ続けるぞ、という思いもある。
  • 罪悪感は多すぎるとつぶれてしまうけど、ある程度もっていると共感もできるし、自分を振り返ることもできる。まったく持っていないと虚無的になるのでは。
  • 罪悪感をもたずに振り返ることはできる?振り返りは感情とセット?
  • 罪悪感をもたなくても改善案にもっていけばいいのでは。
  • ある程度罪悪感がないと改善へのエネルギーも出ない。「ほどよい罪悪感」が必要?
  • 仕事のミス的な日常的な失敗程度のことは「罪悪感」とまではあまり思わない。罪の意識、というところまではいかない。自分にとっての「振り返り」は、良い悪いというより、何が今年一年であったかな、と考えるくらいの感じ。
  • そもそも罪悪感はどこからくるのか。ルールでとらわれている部分もあるのでは?
  • 昔の失敗を思い出して悪かったなーと思った時、心の中で謝って終わりにする。罪悪感が多すぎると改善の方にエネルギーが向かない。 重い荷物を持ったままでは軽やかに前に進めないのでは。
  • ほどほどの罪悪感があるから次に行ける。気を付ける。ゆるしてもらった経験からも自分に寛容や共感も生まれる。
  • 失敗したな…と思うと落ち込む。罪悪感は重くてしんどい。限界まで落ち込むと開き直って別のことを始める。罪悪感はなくならないが薄まる。それにずっととらわれるのにも限界がある。
  • 罪悪感をもちすぎると自分が崩壊する。親から埋め込まれた罪悪感もあって、子どもの頃は親をかわいそうと思っていたが、実際の親はそんなに弱くなかった。

☆ここから後半

  • ありがたかったなーと思う方が多い。悪かったなーと思ったら、許してもらってありがたいと思う。振り返りは感謝中心。
  • 振り返る時は達成感をみている。どこまでできたかな、と。クリアできたことだけを見てると、ハードルが上がってくるので、小さくてもできたことを数えるようにする。ポジティヴに、来年もがんばれるように。
  • 聞いてもらって反応もらえるのはうれしい。「死ぬまでにしたい100のこと」をパートナーと話したら、相手もすごく話し出して気づけたことがいろいろあった。
  • 振り返る時はできてないことを見てしまう。欠落を並べて見るのが好き。欠落を愛でることもある。前向きなペシミスト
  • スケジュール帳には終わったこと、できたことしか書いてないけど、その中での発見も大きい。哲カフェに出て、他者視点で想像できるようになったりとか。発見は人生を豊かにする。時には危険を招くこともあるが。
  • 読書会や映画観賞会で、作品に触れずに参加する人もいる。それに驚いた。でもそういう人がいると知ると、人それぞれだなぁと学べる。
  • 振り返る人は、最初に目標を立てている人では? 振り返りと目標はセット。
  • 年末、年度末ではなく、自分のタイミングで振り返りたい。
  • 手帳の切り替えが10月なので、二か月かけて振り返り来年のことを考える。11、12月は個人的に忙しいこともあり。年始に計画をざっくり考えて年度末にまた考える。
  • 日記は書いているので、定期的にバックアップしている。コピぺしているだけだが数年の流れがわかり、なにかを発見することもある。
  • 振り返りしたことない。来年の希望はあっても検証はしていない。うまくいってないことを見たくないからか。消費はするけど消化はしない。

 

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